TOCfE国際認定プログラム 2017新橋 #6 想いを戦略へ変換する

BGM: 碧き孤島のアングゥィス

はじめに

この記事の注意事項

#1 はじめに

図の全体像

エイトフレームアウトカムとATTの全体図

第1部

GWということで先週はお休みしましたが、アンビシャスターゲットツリー編の開始です!! アンビシャスターゲット(目標)がどんなものであるかは第1部を読んで貰えればわかります。わかるはず・・・。わかって欲しいなぁ。 もし、わからなければ訊いて下さい。言語化できる範囲で回答します。
というわけで今回は、エイトフレームアウトカムから、どうアンビシャスターゲットツリーに変換したのかを語っていきます。

では、変換の解説スタートです。

アンビシャスターゲット

“参加者が考え悩み自分の答えを出さざる負えない場”
として、私がその一日を支配する

修正後のエイトフレームアウトカムの目標を素直にそのまま移行した。 手間をかけて精査したんだから、このタイミングで変更を加えたなら、エイトフレームアウトカムを上手く使えていなかっただけだよね。 本当に何にも考えずにアンビシャスターゲットに持ってきた。 アンビシャスターゲットツリーを描き進めていくうちに何か違和感を覚えたなら、その違和感に従って再び精査すればいい。 それに、正直なところ、エイトフレームアウトカムで十分疲れたから、ここでまた「これは本当にアンビシャスターゲットなのか?」とかやりたくない。ツリーにする前にアンビシャスターゲットを書くだけで心が折れてしまう。 アンビシャスターゲットツリーの手順的に、アンビシャスターゲットの精査方法が甘いなと思ったから、エイトフレームアウトカムを使ったんだしね。 "メタアウトカム"を踏まえたアンビシャスターゲットを使えば、描き出しの精査として充分だと思う。

これってWin-Winなの?

このアンビシャスターゲットに対して「これってWin-Winなの?」という疑問が湧いた人はいるかな? TOCを齧ったことがある人な、疑問が出てきたんじゃないかと思う。齧ったことがなくても「相手の気持ちを考えてない」的な印象を持ったんじゃないかと。結論から言えばこれはWin-Win。但し、「TOCfE国際認定プログラムを通じて"考える"という行為を体験し実感し理解し身につけ人に伝えられるようになる」という考え方が共有できていれば。もっと簡単に言うと「自分の成長を目的の最優先事項に掲げている」ならね。
そもそも"考える"ということができて、人に伝える事ができるのならば、受講者としてTOCfE国際認定プログラムに来る必要がない。おなじくファシリテーターもTOCfEファシリテーショントレーニングを受けてTOCfE国際認定プログラムにファシリテーターとして参加する必要がない。おなじく講師すらもわざわざTOCfE国際認定プログラムなんて場を用意しなくても可能である。だからこそ、参加者は「自分で考え悩み自分の答えを出す」必要があるし、ファシリテーターは「受講者が考え悩み自分の答えを出すサポートをする」必要がある。そして、講師は様々な背景や価値観を持った受講者・ファシリテーターがいる中で、今の自分の価値観や視界を目一杯拡張し、どんな背景や価値観の人が来ても、その価値観を自分の視界内に収めた上で「“参加者が考え悩み自分の答えを出さざる負えない場”として、その一日を支配する」必要がある(受講者の価値観を講師の価値観に押し込めるのではなくて、講師の価値観を拡張して受講者の価値観を講師の手のひらの上にする)。

逆に"Win-Win"が成立しないケースもある。「提供者が受講者を持ち上げ、おだて、おべっかを使い受講者の気分を良くする場」を1番の目的とする受講者・講師・ファシリテーターとは相容れない。修了証さえ貰えればいい受講者・講師・ファシリテーターとも相容れない。目的が乖離しすぎているため、"Win-Win"の成立条件である"私たちで考える"が成り立たない。"私たちで考える"を成り立たせる準備もしきれない。私が担当のクラウドはこの状況を打開するためのツール"でも"あるわけだけど、クラウドクラウドとして機能させるには本音が必要である。そして、"Win-Win"が成立しない方々は、得てして「学びがー」「考える力をー」といった「お客様扱い」や「紙」という本音とは懸け離れたものを、かたくなに口では言い続ける。もちろん素直に本音を言う人もいるけど・・・全員に期待するのは無理がある。クラウドに解決策の評価に"Win-Win"以外によろしくない解決策のパターンがある。このケースはそのどのパターンにも当てはまらない。
"綱引き"ですらないもの"No-Deal"だから。


障害(Obstacles)候補

全体図では障害候補と障害をわけた。理由は「思いついたもの」と「精査したもの」をわけたかったのと、精査して除外されたものも記録として残したかったから。まず、障害候補になったのはこれら

  • エンターテイメント性を求めすぎて学ぶべき事が疎かになる
  • 私が認定PGのクラウドの流れを掴んでいない
  • 認定講師の経験
  • BC講師の経験
  • 公式テキスト完全準拠のトレーニング実施
  • 公式テキストの内容の把握
  • 認定準備に回す時間

ほとんどが"足りないリソース"で、それに対して+αしたものなっている。でもこれには肝心なものが入っていない。エイトフレームアウトカムには"足りないリソース"よりもに明示的に目標達成を阻害しているものを出すステップがある。"制約"。なぜ"制約"を入れなかった?



入れない理由を思い出せない。想像するに・・・疲れたんだろうな・・・。"障害候補"にはないけど"障害"には"制約"に対応するものが入っているので、疲れていたものの、押さえるところは押さえていた・・・はず。
"足りないリソース"と"制約"以外にも"障害候補"になるものがある。エコロジーの"悪いこと"。この悪いこと自体は、目標達成後に起こる悪いこと(悪い副作用)なので、目標達成を邪魔する"障害"とは別物なので注意がいる。他者が描いたアンビシャスターゲットツリーを見ると、"障害"に"悪い副作用"が描いてあることがある。でも、この二つは別物なんだよね。その事柄が存在する時間が違う。目標達成の前と後の違い。だから"悪い副作用"を"障害"に書くのは好ましくない。好ましくないけど、絶対にダメというわけでもない。好ましくないのは、"悪い副作用"をそのまま書くこと。"悪い副作用"に対する恐怖があって、その恐怖心が目標達成を邪魔しているなら「"悪い副作用"に対する恐怖」としてを障害に書く。「"悪い副作用"に対する恐怖」は目標達成後に発生するのではなく、目標達成前に発生するものだから。


まとめ というか 後記

先週休んだ理由はGWだったからではなく・・・メンタル的に病みモードに入っていたから!! ( v ̄▽ ̄) イエーイ♪
「好きなことを好きなように書くから、内容に揺れはあっても書くことはできるだろ」と思ってましたが無理でしたね。 みなさんも心身共に注意を払いましょう。

次回予告

次回は障害です。数が多いので、たぶん1回では終わりません。何回になるかはわかりません。 可能なペースで書いていくのでお付き合い下さい。

ではではー。