TOCfE国際認定プログラム 2017新橋 #3 どうなれば

はじめに

この記事の注意事項はこちら #1 はじめに

図の全体像はこちら エイトフレームアウトカムとATTの全体図

確認

前回の記事で前振りがあった「どうやって目標の達成を実感するか?」です。ここで大事なのは、何となく数値目標や受入基準を定めるのでは無く「私はどう実感するのか?」という問です。

例えば、勉強を頑張っている子供がいたとします。全ての教科で100点を取るという目標を立て、その目標達成したとする。でも、親からは「全ての教科で100点なんて当たり前だ。その程度で喜んでるんじゃない」と怒られる。その子供は自分の目標が達成できた実感できますかね?

実感方法は人によって違う。その子供の目標が本当に全100点であれば帰ってきた答案を見て実感するだろうし、実は親から褒められたくて全100点を目指していたのなら全く実感なんてでないし、他の生徒よりも上に立ちたくて勉強しているのであれば自分だけが全100点である事がわからなければ実感できない。

そんな感じのことを目標に対して書いたのが、図左の2.確認です。

  1. 参加者の考えの前提ひっくり返しや否定を、参加者から感謝され、表現される。
  2. 参加者から「大和が他のツールで認定講師をやるときに、また受けたい」と言われる。
  3. ファシリ/講師から「大和が認定講師をやるときに受けたい」と言われる。
  4. 練度の高い人から、納得したと言われる。

では、それぞれの解説と思い出語り〜〜〜♪ の前に注意を一つ。 一度、8まで書いて書き直した後のモノなので、ハイコンテキストなモノになってます。というわけで、各項目の背景も解説します。しますが、私のしゃべりや文はハイコンテキストだからなぁ。解りづらかったらコメントなり直接聞くなりして下さい。


参加者の考えの前提ひっくり返しや否定を、参加者から感謝され、表現される

TOCfEでもファシリテーションでもコーチングでもNLPでも基本的に"否定する"ことはNGと言われてます。でもね。言われてるだけで、実際はやってるんですよ。だってそうでしょ。思い込みを外しとか、異なる視点とか、事実関係の見直しとか、どこれもそれまでの「自分の真実」をひっくり返す行為なんです。流石に頭ごなしに「あなたは間違っている」ってのはありません!とは言わなかったはず、なかったと信じたい、おぼえてないけどw 受講者は少なくともTOCfEにあるツールを使おう/使っていこうという人達なのだから、思い込みを外し、異なる視点、事実関係の見直しと言った否定行為を行う事から避けられない。当然、講師の立場にある私も同じ。ならば、

拒絶されやすい否定行為すら感謝を表明されたら最高だよね

ってことです。 補足ですが"表現される"は私に伝わるって意味です。 私の表現って、ほんと解りづらいなぁ。

これはどのTOCfE国際認定プログラムでも講師は言われるだろうし、実際言われたし、わざわざ挙げる必要はなかったかなと思う。


参加者から「大和が他のツールで認定講師をやるときに、また受けたい」と言われる。

はい、言葉が足りていません。その前の二日間のどこかで場に居合わせた人ならわかるだろうし、もしくは居合わせた人から聞いている人もいるかもしれない。私と面識のない参加者とは、険悪な雰囲気でした。てゆーか、そうなるようにやってました。「手取り足取り親切丁寧なので、また受けたい」ではない!!

痛いとこつくし、答え言わないし、お客様扱いをしてくれないけど、また受けたい

なのよ!! これを読んでくれている奇特な方達は"ファインマン効果(エフェクト)"って知ってますか?これを避けたかった。ブートキャンプでも"ファインマン効果"を避けることは重要視してます。その場だけ賞賛されたいなら"ファインマン効果"を発動しまくった方がいい。でも、受講者が育つことを考えれば絶対に発動してはいけない。その確認手段がこれなんです。

身について使ってるかどうかは、後々聞けば良いわけだけど、プログラム終了時点での確認方法って事で、ご容赦を。

結局、言われませんでしたTT。でも、私がスーパーバイザーをやってるのを知った上でブートキャンプに参加してくれた人もいるし、まあ、私からの問いや課題に全力で挑んだと言う人はいたので、目標自体は果たせたのかと思ってます。要するに確認方法の設定を誤ったわけだねぇ(言い訳w)。

1日を全力で駆け抜けた

とか

大和が講師をやるときにファシリテーターをやりたい

の方が良かったかな。 後者は言われなかったけどw


ファシリ/講師から「大和が認定講師をやるときに受けたい」と言われる。

これは上の対称が受講者以外にも適用しただけです。これも言われな方ねぇ。
≧(´▽`)≦アハハハ
私の回で良かった的なことは言われたかなぁ。

どうなんでしょう?感想を待ってまーす。


練度の高い人から、納得したと言われる

練度というのはTOCだったり論理的に考える事を指しています。参加者には練度の高い人もいれば低い人もいる。どっちかだけに届いても意味がないんだけども、ここでは高い人を挙げています。練度が低い人はどうでもいいというわけではなく、認定プログラムのアンケートで度々でてくる「説明が支離滅裂」だとか「テキストと言っている事が違う」だとかを発生させたくなかったので、その判断方法として書きました。

練度の低い人を含まない理由はデスネ。一つは、初めて触れるものだからこそ、まずは素直に聞いてしまう人がいる。一つは、筋の通った説明か否かではなく、その受講者にとって都合のいい説明であるかどうかで判断する人もいる。と、コントロールしきれないと思ったところがあるので練度の高い人に絞った判断方法になりました。今思えば"その受講者にとって都合のいい説明であるかどうかで判断する人"を加味したモノを用意してもよかったな。

練度の高い人全員とはいかないけど、同様の表現はされたのでできたってことで。

まとめ

こんな感じで考えていました。ここまで考えて疲れて、当日の確認手順の用意をすっかり忘れてたのは最大の落ち度だったりするw でも、アンケートに仕込む余裕はなかったよあぁ。

まだまだ、高望みというか、綺麗事感というか、ほんとに実感できるの?感がありますね。書いてたときは実感できると思ってたんだけどね。ブラッシュアップが足りなかったみたいです。体力精神力共に、これのブラッシュアップをやる余裕もなかったんだけどさw

次回予告

思いの外、長文になってしまい書き始めたときの予想である"エコロジー"までは全く届きませんでした。次回は"エコロジー"まで行けると思います。"いつどこ誰と実現する"は長くなる要素はないしね。